ストーカーには様々のタイプが存在する?!
皆さんもご存知のとおり、2000年11月にストーカー規制法が施行されました。
ストーカーとは、特定の人物に執着し、相手から拒否されてもその現実を受け止めることができず、犯罪に繋がるような行動をとる人のことをいいます。
ストーカー行為の例を挙げれば、
・しつこくつきまとう
・手紙やメールを大量に送りつける
・電話をかけ続ける
などの行為が該当します。
ある大学教授は、ストーカーのタイプを分類しており、それが下記の5つになります。
1,イノセントタイプ
ほとんど面識のない被害者に対し、自分の都合のいいように妄想を膨らませるタイプ
2,挫折愛タイプ
恋人関係、夫婦関係などの関係が壊れたときに起きるタイプ
3,破綻タイプ
結婚生活を解消したときに起きるタイプ
4,スター・ストーカー
有名人に対して妄想を膨らませるタイプ
5,エグゼクティブ・ストーカー
憧れの上司、先生などに対して妄想を膨らませるタイプ
皆さんは、今挙げた5つのストーカーのタイプで、圧倒的に多く、危険性が高くなるタイプはどれか分かりますか??
元恋人や配偶者がもっとも危険性が高い?!
5つのタイプのうち、実は2と3などのように、恋人や配偶者が関係を解消した際にストーカーになるケースが統計的に圧倒的に多く、しかも危険性が高いといわれています。
それはなぜか?!
なぜなら、恋人や配偶者の場合だと、元々被害者と加害者は密接に関わりを持ち親しかった関係なので、被害者自身がストーカー被害を受けても内心では「穏便に済ませたい」という気持ちがあるからです。
はっきりといいます!!
その考えは間違いです、なぜなら、そのような言動や態度をとるとストーカー(加害者)自身は、
・自分の行動を理解してくれている
・やっぱり相手もまだ未練があるんだ
などと、誤った認識を正当化し、行動がエスカレートしまう可能性があります。
妄想や願望が先走り、ストーカーを生む?!
人はなぜストーカーになってしまうのでしょう。それは恋愛感情の中には、ストーカー的な要素が含まれているからだといわれています。
例えば、人は人を好きになると、
・好きな人を独占したい
・好きな人が普段何をしているのか知りたい
・好きな人の姿を見ていたい
という欲求が少なからず芽生えます。
その感情とストーカーの感情は大変似ています。
では、どこで線引きするかというと、それは「相手が本当に嫌がっていることが分かるかどうか」かポイントになります。
通常の人間であれば、成長の過程において、自分だけではなく相手の立場も考えて物事を判断し、他人に対する思いやりや気遣いを身につけていきます。
しかし、ボタンを掛け違え、その結果ストーカーになるような人は、相手の感情を無視し自分の願望のみで、しかも一方的に恋愛感情が膨らんでしまい、想像の世界に生きるのです。
ただ、それは現実ではなく、あくまで妄想であるので、ストーカーは、妄想と現実の溝を埋めようと、被害者につきまとうといった行動をとってしまうといわれています。
だから、幾ら被害者が拒絶していても「相手は自分の愛情を確かめるために、わざと冷たいしているんだ」などと、自分の妄想の世界に都合良く解釈してしまうのです。
ストーカー被害に遭わないためにも、一人で悩まず誰かに相談することが大切です。そして、被害が拡大する前の初期の段階で警察などの専門機関へ相談して下さい。
警察官時代は、専門の部署(生活安全課)からストーカー加害者に対する警告などを行い、それにより被害がなくなったという事例も沢山みてきました。
大切なことは相談する勇気です!
何か困ったことがあれば、HOPE沖縄探偵事務所までご相談下さい!
元刑事の知識と経験を生かして的確なアドバイスを送りたいと考えています。