夫として妻を応援しなければ…
S男さん(仮名)は38歳、奥様は35歳、交際期間3年を経て結婚10年目、二人とも公務員として働きながら2名のお子様にも恵まれ幸せな結婚生活を送っていました。
家事育児のメインは奥様が担当していましたが、S男さんも定時で帰れる時は積極的に家事育児を協力・分担しておこなってきました。
そんなS男さん夫婦の細やかな楽しみは子供たちが就寝後の晩酌だと、S男さんは笑みを浮かべて私たちに話していました。
ところが、約半年前から奥様が健康とダイエットのため、子供たちが就寝した午後9時過ぎからウォーキングを始めるようになったそうです。
当初は夜道を女性が一人で歩くのは危険なのでS男さんも一緒に始めようと考えていましたが、子供たちはまだ小学生だったこともあり、奥様に対しては必ず街灯が整備された運動公園などを利用するとの約束で承諾することにしました。
奥様の運動時間は約1時間半、車での移動時間を含めると約2時間程度、週3~4回は午後9時過ぎから午後11時過ぎまで運動のため家を空けるようになりました。
奥様は奥様で帰宅後は直ぐにお風呂に入り就寝するため、S男さんの楽しみだった夫婦二人での晩酌も自然となくなっていったそうです。
でも、そこは奥様が健康のために始めたダイエット、「今日もいい汗かいたよ、ありがとうね」と笑顔で話す奥様のひと言が嬉しかったそうです。
また日頃仕事や家事育児を頑張っている奥様だったからこそ、夫としては応援してあげたいと思っていたそうです。
そのような生活を送っていたS男さんでしたが、少しずつ奥様に対し違和感を感じるようになったのです。
S男さんが感じた違和感とは…
・子供たちの就寝に関係なく午後9時前には運動のため外出する日があること
・週末などに二人で運動しようと誘っても断れる日があること
・ダイエットを始めてからは「疲れているから」ということで夫婦の営みが極端に減ったこと
・午前0時を過ぎる帰宅が週1回程度あること
・週末に友達と会うとの名目で外出する回数が増えたこと
でした。
確かに、よく浮気 不倫が発覚するパターンには、
・身なりを気にし始めた、お洒落になった
・ダイエットを始めた
などが挙げられます。
これは浮気 不倫相手には自身をよく見られたい、魅力的でありたいという願望の現われであり、浮気 不倫関係が始まる前や始まった後にはよく見られるパターンとなります。
そして、S男さんは奥様に対する違和感が募り、一人では解決することができず勇気をだして弊社にご相談されたのです。
妻とは離婚したくない…考えられない…だから探偵事務所に相談
S男さんからの相談を受けた私たちは、面談の過程で
・浮気 不倫調査の沖縄県内における相場や予算面
・調査日の選定(運動日と外出日に的を絞った調査)
など、S男さんの希望に沿うかたちの調査案を何案か提案致しました。
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その中で特に弊社が重要視したのはS男さんに対する調査期間中の報告方法でした、今回の場合は弊社の経験から懸念材料が2つあったのです。
通常、弊社は浮気 不倫調査を実施する際、依頼者様に対しては、
1,調査開始時間
2,調査終了時間
3,調査結果(証拠の有無など)
を、電話・メール・ラインアプリを使ってリアルタイムで報告しています。
今回の場合は1つ目の懸念材料としてS男さんは奥様と同居しており、運動を終えた奥様は帰宅するという点でした。
その場合仮に不貞行為の証拠をおさえたことをリアルタイムで報告してしまっては依頼者様の心理的負担になってしまうのではと考えたのです。
2つ目の懸念材料は、相談時のS男さんの心情にありました。
S男さんは、仮に奥様の不貞行為が判明したとしても、
・妻が浮気 不倫していたとしても、その原因は自身にもあるかもしれない
・妻とは離婚したくない、全く考えていない
・不貞相手には慰謝料請求して、その関係を終わらせたい
と、大粒の涙を流しながら私たちに話されていました。
そこで、弊社は報告方法などS男さんの意向を確認しながら慎重に取り決めをおこない、代表はS男さんと電話やラインアプリで連絡を密に取り合い、心理的負担や心のケアなどのサポートを積極的におこなっていきました。
S男さん夫婦のその後…
弊社における調査の結果、奥様の不貞行為が判明したので調査報告書を作成しS男さんに調査結果をお伝えしました。
今回の調査で弊社の調査員が驚いたのは、奥様の不貞行為が公園に設置された多目的トイレ内で行われていたことでした。
約400枚からなる調査報告書の写真、その中には公園内を不貞相手と手を繋ぎ楽しそうにウォーキングする写真、多目的トイレへの出入り写真、週末のラブホテルへの出入り写真などが撮影されています。
1枚、また1枚と真実を確認するかのように写真を確認していました。そして満面の笑みを浮かべる奥様の写真、その写真を数秒間眺めると今にも消え入りそうな声でぽつりと、
こんなに楽しそうな妻の顔、私はしばらく見てないです…
と話されていました。
その後の多目的トイレへの出入り写真、ラブホテルへの出入り写真など、小刻みに震える手をおさえながら、ゆっくりとゆっくりとページをめくっていましたが、ついにS男さんは嗚咽と共に堪えていた涙を溢れんばかりにこぼしていました…
誰でもそうです、きっと心の何処かで奥様を信じていたものだと思います。これまでの楽しかった結婚生活、お子様が生まれた瞬間、家族の楽しかった思い出が走馬灯にようにS男さんには見えていたと思います。
私たちも第一声は何と声を掛けようかと迷っていたときでした…
「こんな妻ですが私が心底愛した女性なんです、私は妻なしでは生きていけません」
S男さんが最初に発した言葉です。
S男さんの気持ちは面談時から寄り添いサポートしていた代表には痛いほど分かっていました。代表の目にも涙が溢れていました…
お客様に対してできるサポートは全て行う
これは弊社の信念です。
S男さんの今後の意向を確認したところ、不貞相手に対する慰謝料請求の意志は固かったので、数日後に提携する弁護士へ同席の上、S男さん案件の引き継ぎを行いました。
弊社の提携する弁護士は沖縄の離婚問題に強く、とても親身に対応してくれたと過去の依頼者からも評判の良い弁護士です。
引き継ぎの際、S男さんは奥様との離婚は考えておらず、不貞相手への慰謝料請求を強く望んでいることを先生に伝えていました。
先生もS男さんの意向を確認し、幾つかの案を提案した結果、
〇慰謝料請求額については300万円
👉慰謝料請求時に気を付ける求償権とは?こちらをクリック
〇不貞相手方に対する慰謝料請求訴訟
👉慰謝料請求裁判の慰謝料を決める判断基準とは?
など今後の流れを調整致しました。
依頼者の本当の戦いは調査報告書をお渡した瞬間から始まります。
弊社は調査が終わればそれで終わりとは考えていません。代表は弁護士引き継ぎ後もS男さんと連絡を密に取り合い、心理的負担の軽減や心のケアなどを行っていきました。
慰謝料請求で浮気相手との関係性を断ち切らせることに成功
S男さん夫婦はその後どうなったかというと…
訴訟まで発展した奥様の職場上司である不貞相手方は心底驚き、S男さんに対して謝罪、奥様も過ちだったとS男さんに泣いて謝罪し不貞相手との関係を断ち切りました。
不貞相手方とは双方に弁護士を立て、裁判と並行し和解交渉の結果、
・今後一切の連絡・接触はしないことの確約
・慰謝料200万円の支払いと求償権の放棄(👉求償権とは?)
・今後二人で密会した際は違約金300万円の支払い
の内容で落ち着くことができました。
S男さんは、今、少しずつ元の幸せな生活に戻りつつあるようです、代表は今も定期的に連絡を取り合い、近況報告と夫婦関係修復のアドバイスを送っています。
「あのとき皆さんに相談して本当に良かった。皆さんがいなければ私は一人暴走して妻との関係は修復不可能なことになっていたかもしれません」
とS男さんが話していたことが印象に残っています。
今回はS男さんの調査事例をお伝え致しましたが、浮気 不倫問題はある日突然ご自身の身に降りかかってきます。
まさかの坂が人生では訪れてしまうこともあるのです。
この問題は決して人ごとではありません。違和感を察すること、それが1番大切なことです。
浮気 不倫問題でお悩みの方は、もう一人で悩まずHOPE沖縄探偵事務所にご相談下さい。
私たちがお客様の悩み解決に向け全力でサポート致します。